理想の住まいづくりができる「セミオーダー住宅」とは?
新築一戸建ての購入を検討する場合には、規格住宅(建売住宅)・セミオーダー住宅・フルオーダー住宅から選択ができます。
フルオーダー住宅よりもリーズナブルに、ある程度自由度が高く自分の好みを反映することができる「セミオーダー住宅」についてご紹介していきます。
INDEX-目次-
セミオーダー住宅とは?自由度が高くコストが抑えられる!
費用が明確でコストパフォーマンスが高いのは規格住宅になりますが、間取りの変更ができなく、設計の自由度が低いので自分の好みを反映することができません。
セミオーダー住宅の場合は、一部の住宅設備は既存のものを選択することはありますが、ある程度自由に間取りを選択することができます。
ある程度の仕様が決まっていることから、フルオーダー住宅に比べてコストを抑えることができます。
完全に一から作り細部にまでこだわって間取りやデザインを考えたい人は、フルオーダー住宅になります。
セミオーダー住宅はある程度のパターンが用意されているので、その中から好きなものを選択していくスタイルになります。
迷いやすい方にとっては、スムーズに家づくりを進めることができます。
セミオーダー住宅は、規格住宅とフルオーダー注文住宅の中間に位置し、それぞれの良いところを取り入れた感じで家を建てることができます。
決められたパターンの中から選択
業者によりますがセミオーダー住宅は、基本的な仕様があらかじめ決まっており、決められているパターンの中から選択することとなります。
間取りの自由度はあり、設備がいくつかのパターンから選択することが多いでしょう。
セミオーダー住宅であっても、自由度の高い家づくりをすることが可能です。
基本の間取りプランがある場合も、和室を洋室に変更したり、押し入れをクローゼットに変更したりと住む人の暮らしやすい間取りに柔軟に変更することができます。
水回り設備などは決められたメーカーから選ぶことが多いでしょう。
セミオーダー住宅の工事期間目安
新しい家にできるだけ早く住みたいと思っていても、ある程度の期間が必要になります。
新築の家が建つまでには、プランニングから完成、引き渡しまでの期間がかかります。
規格住宅の工事期間の目安が、3~4カ月。
セミオーダー住宅の工事期間目安は、4~6カ月。
フルオーダー住宅の工事期間の目安は、8~12カ月程度になります。
多くのハウスメーカーでセミオーダー住宅があります。
工事期間の目安にプラスして、住居のイメージや資金などの相談、家に対してのこだわりたい部分などの期間が目安として一ヶ月程度みておくとよいでしょう。
セミオーダー住宅は建築工程などもマニュアル化されているので、フルオーダー住宅に比べると工期も短縮されます。
ハウスメーカーや工務店によってセミオーダー注文住宅のプランが異なる
セミオーダー注文住宅は、あらかじめ準備されている基本的なパターンから間取りやデザイン、設備などを選択していきます。
こだわりたいところは、グレードアップしたりオプション工事をすることができ、ある程度こだわった住居にすることができます。
基本プランが多く用意されているハウスメーカー、工務店もあれば、基本パターンが少ないところもあります。
ある程度希望通りの住居を立てるには、基本プランが自分に合っているか確認しましょう。また会社によって標準仕様にしているかオプションにしているかも異なります。
基本的なパターンはハウスメーカーや工務店によって異なるので、いくつかのモデルハウスを確認して自分に合ったものを選択することができるでしょう。
セミオーダー住宅は自分の好みにあわせてカスタマイズ
キッチンやバスルーム、床、壁紙、外壁、玄関ドアなどたくさんの中から選ぶことができます。
同じものでもカラーが異なるだけで随分と部屋の雰囲気が異なります。
さまざまなものの中から好きなものを選択することができるので、オリジナリティ溢れる住居にすることができます。
標準仕様に含まれないものもはオプションで追加することもでき、自分が住みたい家づくりをすることが可能です。
打ち合わせにかかる時間を短縮
すべてを自分でゼロからプランニングするフルオーダー住宅に比べると、セミオーダーは標準ブランに好みに合わせて変更を加えていくだけになるので、打ち合わせにかかる時間を大幅に短縮することができます。
時間や手間がかかるのをできるだけ短縮し、ある程度こだわりをもった家にしたい方にとってはよいでしょう。
ある程度プランが決まっている中での選択なので、効率よく家づくりをすることができます。
例えば、数十から数百のなかから自分の理想に近いものを選択していきます。
セミオーダー住宅はコストパフォーマンスが良い
フルオーダー住宅はこだわりが強くなるとコストも高くなり予算オーバーしてしまいがちです。
ある程度制約のあるセミオーダー住宅は、コストが抑えられストパフォーマンスが良いです。
既製の建材や仕様、設備を使う標準プランに加えて、どこからがオプションになるかを契約する前に確認しておきましょう。
コストを抑えつつもライフスタイルに合わせた理想の住まいを実現することができるでしょう。
セミオーダー住宅の坪単価は、約50万〜80万円が一般的です。
坪単価は建物の床面積1坪(約3.3㎡)当たりに建築費がいくらくらいかの目安になります。坪単価の出し方は会社や地域によって異なります。
セミオーダー住宅の施工会社選びのポイント
住宅を建てる際にはハウスメーカーや工務店などに依頼しますが、ハウスメーカーや工務店によってコンセプトが異なります。
どちらも設計から施工まで請け負うのが一般的です。
全国規模にあり信頼があるハウスメーカーか地域密着の工務店に依頼します。ハウスメーカーよりも工務店の方がコストは割安傾向ですが、良い工務店と出会えるかが問題になります。
ハウスメーカーは展示場、ショールームなどがあるので、自分の目で確認して質問することがでます。
実際の雰囲気や使い心地などを体感することができ、よりイメージをしやすくなるでしょう。いくつかの展示場にいくことで比較することもできます。
地震などの災害に耐えられるように独自に研究を重ねているところも多く、規格化されているので工務店に比べると工期が短縮されます。
ハウスメーカーはアフターサービスがありますが、工務店の規模によってはアフターサービスが受けれない可能性もあります。
建築会社によって構造やデザインが異なります。
自然素材を使ったオーガニックハウス、スタイリッシュで洗練された雰囲気、南欧スタイル、北欧スタイルなど自分のライフスタイルに合わせたテイストを選ぶことができます。
好みに合ったテイストの家づくりをしているハウスメーカーや工務店をいくつかピックアップして選ぶとよいでしょう。
セミオーダー住宅メリット&デメリット
フルオーダー住宅と規格住宅の中間に位置するセミオーダーの住宅のメリットとデメリットをご紹介します。
セミオーダー住宅メリット
・予算の調整がしやすい
・プランの範囲内である程度自由な家づくりができる(ハウスメーカーにより異なる)
・好みのカラーやデザインにカスタマイズできる
・設備などオプションでグレードアップできる
・フルオーダー住宅と比べると工期期間が短くなる
・完成形がある程度イメージできる
セミオーダー住宅デメリット
・細かいところにこだわれない
・工務店により技術やサービスは異なる
・特殊な形をしている土地には対応できない可能性がある
・スタッフの技量によって対応の差がある
フルオーダー住宅では、間取り、デザイン、外壁、設備などすべて一から考えていくので時間もコストもかかわってしまいます。
規格住宅、建売住宅では完成したものを契約することになり融通が利かないので、自分の思いを反映することができません。
どちらの良いところも取り入れたセミオーダー―住宅では、家にこだわりつつ時間やコストを抑えることができるというメリットがあります。
ある程度の人気のある間取りや設備をパターン化されているので、その中から自分の好きなものを選択することができ、初めての住宅でも迷うことなく納得するものを選ぶことができるでしょう。
本記事は、住まいの価値を深く理解し、家づくりの夢を現実にするための情報を提供することに活力を注いでいる「OSUSUME HOUSING 運営事務局」によって執筆されました。東海エリアを中心に、全国の住宅情報を厳選し提供しています。