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ローコスト住宅の土地選び:土地代別、込み、土地付きの選択肢と費用感

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できる限り費用を抑えて注文住宅を建てたいという思いから、ローコスト住宅の購入を検討している人は多いかと思います。
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅に比べて安い費用で建築できる住宅のことで、低価格を重視している多くの人から選ばれています。

ただし、ローコスト住宅を検討する場合、注意しておかなければならないポイントがあります。
それは、土地選びについてです。

ローコスト住宅は、あくまで住宅の建築費用をできるだけ安く抑えることができるものであるので、それを建てるための土地にかかる費用は別として考えなければなりません。
例えば、ローコスト住宅を選んでどんなに建築費用を安く抑えたとしても、選んだ土地の価格が高額であれば、合計として負担する費用がかさんでしまいますよね。
つまり、ローコスト住宅を建てるにあたって、土地選びは非常に重要なポイントといえるのです。

そこで今回は、ローコスト住宅の土地選びについて、土地代別、土地代込み、土地付きの3つのパターンに分けて詳しく解説していきます。
それぞれの選択肢の違いを理解することで、自分にとってどの選択肢が最も適しているのかを把握することができるでしょう。
これからローコスト住宅の購入を検討している人は、ぜひ最後まで読んで土地選びの参考にしてみてくださいね。

「土地代別」のローコスト住宅とは

「土地代別」のローコスト住宅とは
土地代別とは、建物の建築のみを対象としているローコスト住宅のことをいいます。
そのため、ローコスト住宅の価格を見るときは、表示された価格とは別で土地代も必要となるのを前提として見なければなりません。
例えば、「ローコスト住宅を〇〇万円で建てられる」といった広告があったとしても、土地代別のローコスト住宅の場合はその金額のみでマイホームを手に入れられるわけではありませんので、注意が必要です。

ここでは、土地代別のローコスト住宅のメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきましょう。

「土地代別」のローコスト住宅のメリット

土地代別のローコスト住宅のメリットは、土地選びの自由度が高いという点が挙げられます。

ローコスト住宅を扱っている工務店やハウスメーカーのなかには、土地選びにある程度の縛りがあるケースも少なくありません。
しかし、土地代別のローコスト住宅なら、土地に関しては自分で好きなように選ぶことが可能です。
そのため、土地代別のローコスト住宅を選択することで、より多くの候補のなかから自由に土地を選べることになるので、自分の理想にぴったりの土地を手に入れられる可能性が高まるともいえるでしょう。

「土地代別」のローコスト住宅のデメリット

土地代別のローコスト住宅のデメリットとしては、選ぶ土地によっては予算を大幅にオーバーしてしまう可能性が考えられるという点が挙げられます。

住宅を建てるための土地は、立地や周辺環境、土地の形状などによって価格の幅が非常に広くなっています。
そのため、せっかくローコスト住宅で費用を抑えようとしても、結局土地の購入代が想像以上にかかってしまい、後悔するケースは少なくありません。

土地代別のローコスト住宅を選ぶのであれば、予め土地にかけられる予算を考えておき、無理のない価格で手に入れられる土地を見つけて購入することが非常に重要なポイントといえます。
特に、都心部や駅近などの好立地といわれる土地は、価格も高く設定されていることが多いので、土地選びの際は注意しましょう。

「土地代込み」のローコスト住宅とは

「土地代込み」のローコスト住宅とは
土地代込みとは、家の建築費用だけではなく、土地にかかる費用も含めた価格設定をしているローコスト住宅のことをいいます。
そのため、土地代別のローコスト住宅に比べると、広告などで表示される価格は当然ながら高くなっているのが一般的です。

土地代込みのローコスト住宅にはどのようなメリットやデメリットがあるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「土地代込み」のローコスト住宅のメリット

土地代込みのローコスト住宅では、マイホーム購入に関する全体の予算を把握しやすいという点が、大きなメリットといえるでしょう。

土地代別のローコスト住宅の場合は、選ぶ土地によって全体の予算が大きく左右されてしまいます。
しかし、土地代込みのローコスト住宅なら、予め土地代も含めた価格を出してくれているので、用意しなければならない金額を把握しやすく、資金計画も立てやすくなるでしょう。

初めにイメージした価格のままローコスト住宅を実現できるケースが多いので、後になってから「こんなに高い費用をかけるつもりじゃなかった」と後悔することは少ないはずです。

土地代込みのローコスト住宅のデメリット

土地代込みのローコスト住宅では、選べる土地の候補が限られてしまうことが多いというデメリットがあります。
なぜなら、土地代込みのローコスト住宅の場合、最初から土地代を含めた価格を把握することになるため、必然的に選べる土地の価格もある程度制限されてしまうことになるからです。

例えば、土地代込みのローコスト住宅の価格が1,800万円とされていた場合、家の建築費用としてどんなに安くとも800万円は必要となれば、1,000万円以下の土地を選ばなければなりません。
1,000万円以下の土地となると、かなり面積が狭かったり、利便性が悪かったりするケースも多く、結果的に満足度の低いローコスト住宅に住むことになってしまうかもしれないので、注意が必要です。

「土地付き」のローコスト住宅とは

「土地付き」のローコスト住宅とは
土地付きとは、家を建てる土地が予め決められているローコスト住宅のことをいいます。
例えば、ハウスメーカーが特定の土地を持っていて、その土地の購入とローコスト住宅の建築をセットで契約するといったケースなどが当てはまります。

一般的には、「建築条件付き土地」と呼ばれることも多いので、覚えておくとよいでしょう。

土地付きのローコスト住宅のメリット

土地付きのローコスト住宅のメリットは、土地を探す手間がかからないということです。
さらに、土地込みの場合と同様、土地代も含めた全体の予算を把握しやすいという点も、大きなメリットとなっています。

土地付きのローコスト住宅を選択することで、土地探しに時間をかけることなく、すぐに家づくりのプランを考える作業に取り掛かれます。
また、土地付きの場合は、ハウスメーカーが予め用意してくれている土地にローコスト住宅を建てることになるので、安心感を感じられる人も多いでしょう。

できるだけ手間や時間をかけずにローコスト住宅を完成させたいという人にとっては、土地付きのローコスト住宅は魅力的に感じるはずです。

土地付きのローコスト住宅のデメリット

土地付きのローコスト住宅のデメリットは、土地の購入と家の建築を必ず同じ工務店やハウスメーカーにお願いしないといけないということです。

例えば、土地の立地条件などが気に入っていても、ローコスト住宅の建築に関しては別のハウスメーカーのデザインのほうが好みであるといったケースは多いかもしれません。
土地付きのローコスト住宅の場合は、土地のみを購入したり、家の建築だけを依頼してほかの土地を購入したりすることはできないので、予め理解しておくことが必要です。

「土地代別」、「土地代込み」、「土地付き」のそれぞれの費用感は?

ローコスト住宅には、土地代別、土地代込み、土地付きの3つのタイプがあることが分かりましたが、それぞれの費用感はどのようになっているのでしょうか?
ローコスト住宅を検討している以上、できるだけ費用を安く抑えられる方法が知りたいと思っている人が多いはずですよね。

ここでは、それぞれのローコスト住宅の費用感について詳しく解説していくので、ローコスト住宅を選ぶ際の参考にしてみてください。

「土地代別」のローコスト住宅の費用感

土地代別のローコスト住宅の費用感は、1,000〜1,500万円程度を目安として把握しておくとよいでしょう。

土地代別のローコスト住宅の費用に含まれるのは、住宅そのものを建てるための本体工事費や、配管設備工事や外構工事などの付帯工事費、税金や手数料などを含む諸費用などがあります。
これらをまとめて1,000〜1,500万円程度でおさめられるケースが多くなっていますが、なかには別途オプション設備を複数追加することにより、2,000万円を超えてしまうケースも珍しくはありません。
何がオプションとされているかは、各ハウスメーカーによって大きく異なるので、あくまで平均的な費用感として捉えておきましょう。

「土地代込み」のローコスト住宅の費用感

土地代込みのローコスト住宅の費用感は、土地の価格によって大きく左右されますが、安くても1,800万円以上、高くなれば3,000万円台や4,000万円台になってしまうこともあります。

土地の価格は、住宅の建築費用とは違って、エリアや面積などの条件によって非常に大きな差が出るものです。
そのため、土地代込みの費用感として相場を捉えるのはなかなか難しいということを理解しておきましょう。

土地代込みのローコスト住宅にかかる具体的な費用の内訳としては、土地代別の場合の内訳にプラスして、土地の購入代金、土地の仲介手数料、土地の登記費用などがあります。

「土地付き」のローコスト住宅の費用感

土地付きのローコスト住宅の費用感は、土地代込みのローコスト住宅の場合と同じく、指定される土地の価格によって大きく左右されます。
ただし、土地付きのローコスト住宅の場合は、あまりに高額な土地をローコスト住宅の建築とセットにしているケースは少ないため、高くても3,000万円台でおさまるケースが多いかもしれません。

そもそも、土地付きのローコスト住宅は、費用をできるだけ安く抑えたい人を対象とした商品なので、比較的誰もが手の届きやすい価格設定をされているはずです。
場合によっては、何かしらのわけがあって土地の価格が大幅に下げられていることもあるので、そういった場合は土地付きで1,500万円を下回ることもあり得るでしょう。

それぞれに適したシチュエーションは?

これまで紹介してきた3つのタイプのローコスト住宅について、それぞれどのようなシチュエーションが適しているのかという点も、多くの人にとって気になるポイントといえるでしょう。

ここでは、それぞれのローコスト住宅に適しているといえるシチュエーションを解説していきます。
自分はどのタイプを選ぶのが合っているのか考えながら読んでみてくださいね。

「土地代別」のローコスト住宅に適しているのは?

土地代別のローコスト住宅には、土地選びに強いこだわりを持っている人や、親からの相続などにより既に土地だけを所有している人などが適しているといえます。

例えば、どうしても駅から徒歩5分圏内の土地に建てたい場合や、〇㎡以上の広さは絶対に譲れないといった場合のように、土地に関する強いこだわりがあるなら、土地代別のローコスト住宅にするとスムーズでしょう。

なお、あまりに土地選びにこだわり条件を持ちすぎると、土地代が高くなり、せっかくローコスト住宅にしても合計として高い費用がかかってしまうことになるので、注意が必要です。

「土地代込み」のローコスト住宅に適しているのは?

土地代込みのローコスト住宅は、きっちりとした資金計画を立てたうえで、予算通りにマイホームを手に入れたい人に適しています。

例えば、初めからマイホームにかけられる具体的な金額を決めていて、決められた予算のなかにおさまらなければ諦めるというような場合は、土地代込みのローコスト住宅にすることで、土地代も含めて計画通りに家づくりを進めることができるでしょう。

「土地付き」のローコスト住宅に適しているのは?

土地付きのローコスト住宅は、土地に関するこだわりがあまりなく、できるだけ手間をかけることなくマイホームを手に入れたいという人に適しています。

土地付きの場合、自ら土地選びをする必要はなく、ハウスメーカーによって最初から決められている土地上にローコスト住宅を建てることになるので、完成までの過程が非常に楽です。
例えば、夫婦共働きの家庭や、子育て真っ最中で忙しい家庭などは、ローコスト住宅を建てるにあたってなるべく時間を割きたくないというケースも多いはずなので、土地付きのローコスト住宅にすることでストレスなくマイホームを実現できるでしょう。

この記事のまとめ

ローコスト住宅を検討している場合、土地選びに関する3つのパターンを理解しておくことは重要です。
本記事では、土地代別、土地代込み、土地付きの3つのタイプについて詳しく解説してきたので、これからローコスト住宅を選ぶ際の参考にしてみてください。
契約してから後悔することを防ぐためには、自分にはどのタイプが適しているかを知っておくことが大切なので、今回紹介したそれぞれに適したシチュエーションも参考にしながら、ぜひ家族で話し合ってみてくださいね。

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