モデルハウスを買うメリット・デメリットとは?6つの注意点を紹介
人生で最も高い買い物がマイホームと言われています。
少しでもマイホームにかける費用をおさえたいですよね。
モデルハウスならグレードの高い家を安く購入することができます。
浮いたお金や時間を自分のために使うこともできますね。
とはいえ、モデルハウスが本当にお得なのか疑問に思う人も多いのでは?
そこでこの記事では、モデルハウスのメリットや購入する際の注意点などをまとめて紹介します。
モデルハウスのデメリットも詳しく解説しているので、是非最後までお読みくださいね。
モデルハウスにはお得なメリットがある
マイホームを検討するときに悩むのは、やはりお金の問題。
その問題を払拭するのが、モデルハウスです。
モデルハウスの最大のメリットは素敵な住宅がお得に購入できることです。
なかには家具家電もセットで販売している物件もあり、さらに費用をおさえることができます。
金銭面に余裕ができるので、ローンなども負担なく組むことができますよね。
しかし、モデルハウスに関して正しい知識がないと、購入してから後悔するケースも珍しくありません。
モデルハウスのメリットばかりではなく、デメリットや注意点などを踏まえ失敗しないマイホーム選びをしましょうね。
モデルハウスはなぜお得なの?
モデルハウスとは、ハウスメーカーが新築物件の宣伝のために建てる物件です。
新築物件のサンプル品・見本品と考えて良いでしょう。
実際に住んだときをイメージできるように、住みやすい間取りや導線などの細部まで考えれれているのも特徴の一つです。
また、モデルハウスは販売展示場や分譲地に建てられます。
住宅販売場では各メーカーが最新の設備やおすすめ商品を紹介しているので、一定期間で建て替えすることがほとんどです。
一方、分譲地の一角に建てられているモデルハウスは、すぐに生活できるような周辺環境にマッチした間取りが採用されます。
どちらのモデルハウスも一定期間で販売されることが多いので、時期が合えばお得に購入することができますよ。
モデルハウスのデメリット
メリットばかりあるように見えるモデルハウスですが、デメリットも気になりますよね。
メリットと比較した上で、検討していきましょう。
- 新築物件ではない
- 購入できるとは限らない
- 自分でカスタマイズできない
新築物件ではない
モデルハウスは新築物件ではありません。
誰も住んだことのない家=新築物件というイメージがありますが、実は建築工事完了日から1年以上経過しても未入居な家は「中古物件」の扱いになります。
モデルハウスは住宅展示場では1年~3年後、分譲地では1年後に販売されると言われていているので、販売されているモデルハウスのほとんどは数年経過していると考えて良いでしょう。
さらに、モデルハウスは見学や宿泊体験の場としても利用されることもあるので、家具家電・水回りが未使用だとは限りません。
購入する際には、モデルハウスのキズなども十分確認する必要がありますね。
購入できるとは限らない
人気のあるモデルハウスは抽選販売となります。
抽選に外れると、また一からマイホームを検討しなくてはならないので、さらに時間と労力がかかります。
いくら気に入ったモデルハウスが見つかっても、購入できない可能性も念頭に入れておきましょう。
自分でカスタマイズできない
モデルハウスは最新の設備が付いてきて、すぐに生活できる環境が整っています。
しかし、自分の好みに合わせたカスタマイズができないというデメリットもあります。
また分譲地の場合、土地ごと購入することになるので住居地を選ぶことができません。
モデルハウスを購入の際には、間取り・周辺環境など慎重に検討しましょう。
モデルハウスのメリット
モデルハウスのデメリットとメリットを比較してみましょう。
以下より人気な理由を4つ紹介します。
- 価格が安い
- 設計・間取りで悩まない
- グレードの高い設備がついてくる
- 分譲地はそのまま住むことができる
価格が安い
モデルハウスの最大のメリットといえるのが、価格が安いことですよね。
新築物件のサンプルとして作っているので、設備のグレードが高く、中には家具家電がついてくるケースもあります。
後から自分で購入する必要がないので、金銭的にも余裕ができますよね。
ただ、デメリットでも紹介しましたが、人気のあるモデルハウスは抽選販売になる可能性があります。
モデルハウスを購入したい人は、早めに検討しましょう。
設計・間取りで悩まない
モデルハウスは設計・間取りなどすべて決まっています。
マイホームづくりでは、設備や間取りで夫婦で意見が分かれ、なかなか進展しないことが多いです。
せっかくのマイホームなのに、モヤモヤした気持ちで購入したくないですよね。
モデルハウスはそのままの設計・間取りで購入するのでマイホームの悩みが軽減されます。
仕事や育児で毎日忙しいからこそ、マイホームで悩む時間を有効活用できますよ。
グレードの高い設備がついてくる
モデルハウスの設備はすぐに利用できるよう、標準またはグレードの高いものがついています。
新築物件のサンプルとして作られるモデルハウスは、お客様に生活をイメージしてもらうのが役割です。
「こんな素敵な家を建てたい!」と思っていただけるように、おすすめな設備やグレードの高いものを仕様しているメーカーが多いです。
分譲地はそのまま住むことができる
分譲地に建てられるモデルハウスは、その土地ごと購入することができます。
分譲地のモデルハウスは土地を売り出すときに新築物件のイメージとして建てられますが、土地が売り切れるとモデルハウスの役割も終えます。
とくに、分譲地のモデルハウスはより環境や生活スタイルに密着した家作りをしているので、必要な設備が整っており、すぐにでも生活できるようになっているのです。
土地探しをしなくてもいいことから、購入から引き渡しまでスムーズに行うことができます。
モデルハウスを購入する際の注意点とは?
モデルハウスはグレードの高い物件を安く購入できるので、とても人気があります。
だからといって、なにも考えずに購入しては後悔する場合もありますよね。
そこで、購入する際の注意点を6つにまとめました。
モデルハウスを検討する際の参考にしてみましょう。
- モデルハウスは中古物件である
- 基礎工事・構造の確認
- 家具家電の保障期間が短い
- 周辺住宅や環境をチェックする
- 住宅展示場は土地が必要な場合も
- 修繕費用が膨大になる可能性もある
モデルハウスは中古物件である
モデルハウスのデメリットでも紹介しましたが、モデルハウスは中古物件です。
いくら人が住んでいなくても、見学会や宿泊体験で利用している可能性があることを覚えておきましょう。
壁や家具にキズがある場合もあるので、購入を検討する際には念入りに確認します。
基礎工事・構造の確認
モデルハウスは、注文住宅と違い基礎工事や構造を目で見て確認することができません。
万が一、基礎工事に欠陥があった場合でも購入後の保障がない可能性も十分考えられます。
モデルハウス購入前には、モデルハウス担当者の口頭での説明だけではなく、契約書なども書面で確認しましょう。
また分譲地は土地付で購入するので、地盤調査の契約書もチェックすると安心です。
家具家電の保障期間が短い
家具家電つきでお得に感じるモデルハウスですが、保障期間についても考える必要があります。
モデルハウスは一般的に1年~3年経過してから販売されるので、その間に家具家電の保障期間が過ぎている可能性が高いです。
せっかくお得に購入しても、思わぬ出費が重なる場合もあるので、家具家電に関しての保障も購入前に確認しましょう。
周辺住宅や環境をチェックする
分譲地のモデルハウスの場合、その土地ごと購入することはこの記事でも紹介しましたよね。
だからこそ、周辺住宅や環境に関して十分に調査する必要があります。
例えば、子供の通う学校が近いか・最寄りにスーパーはあるかなども知っておく必要がありますよね。
周辺の騒音問題についてもモデルハウスの担当者に聞いておくのも良いでしょう。
騒音、環境に関しては、自分で時間別・曜日別で周辺を訪れるだけでもチェックできます。
とくに、騒音は購入してから後悔する人が多いので念入りに調査したいですね。
住宅展示場は土地が必要な場合も
住宅展示場のモデルハウスは売却が決まると、一度解体します。
そして、土地が決まってから、解体した家を組み立てていく方法が一般的です。
土地を自分で決めるので、周辺環境や生活スタイルにあったマイホーム選びが可能になります。
ただ、土地はモデルハウスが建てられるくらいの広さが必要なので注意しましょう。
修繕費用が膨大になる可能性もある
モデルハウスは新築物件ではないこと・家具家電の保障に関しては理解できたと思います。
そこでモデルハウスの修繕費に関しても知っておきましょう。
モデルハウスはいわゆる「中古物件」です。
建築後1年経過していると瑕疵担保責任保険に加入することができなくなります。
瑕疵担保保険とは、建築して1年以内の欠陥・不良品などの瑕疵を保障してくれる保険です。
万が一欠陥があっても、修繕費は自己負担になる可能性もあります。
お得に購入したのに修繕費が高くなる場合もあるので、モデルハウス購入後の補償に関しても確認しましょうね。
この記事ではモデルハウスのメリットや注意点などを紹介しました。
モデルハウスは、最新の設備・間取りが採用されており、とても人気があります。
お得にマイホームを手に入れたい人には、とくにおすすめです。
ただ、モデルハウスは中古物件の扱いになるので、購入の際には念入りに検討する必要があります。
抽選販売になると確実に購入できない点も覚えておきましょう。
購入する際にはモデルハウスの補修に予想以上の費用がかかる可能性もあるので、壁や家具家電のキズをチェックすることも重要なポイントです。
モデルハウスの担当者と基礎工事や保障内容などを書面で確認することで、希望に合ったモデルハウス選びができます。
是非参考にしてくださいね。
本記事は、住まいの価値を深く理解し、家づくりの夢を現実にするための情報を提供することに活力を注いでいる「OSUSUME HOUSING 運営事務局」によって執筆されました。東海エリアを中心に、全国の住宅情報を厳選し提供しています。