オンリーワンの期待と、初めてづくしの不安。
疑問をまるごと解消する注文住宅情報サイト。

トップページ このサイトについて
おすすめハウジング

【RC造と鉄骨造の違い】家づくりで知っておきたい選び方と特徴を解説

おすすめハウジング

家を建てる際、建物の構造選びは非常に重要なポイントです。特にRC造(鉄筋コンクリート造)鉄骨造は、戸建て住宅やビルなどの建設でよく使用される代表的な構造ですが、それぞれに異なる特徴があります。この記事では、RC造と鉄骨造の違い、それぞれのメリットやデメリットを解説し、どちらがあなたの家づくりに最適なのかを検討するためのポイントを紹介します。耐震性やコスト、工期などの要素を踏まえて、最適な選択をサポートします。

RC造とは?

RC造(鉄筋コンクリート造、Reinforced Concrete)
RC造(鉄筋コンクリート造、英語でReinforced Concreteの略)は、鉄筋とコンクリートを組み合わせて作られた構造です。コンクリートの圧縮力と鉄筋の引っ張り力を組み合わせることで、非常に高い強度を持つ建物を建設できます。このため、耐震性や耐久性に優れており、高層ビルや大型商業施設などにも多く採用されています。

RC造のメリット

耐久性が高い
 コンクリートは時間が経つほど固くなる性質があり、鉄筋と組み合わせることで、長期にわたって強度を保つことができます。家を建てた後も、比較的メンテナンスの手間が少なく、長期間住み続けることが可能です。

耐震性・耐火性に優れる
 RC造は重くて強度が高いため、地震の揺れに強く、火災時にも燃えにくいという特長があります。これにより、災害時の安全性が大きく向上します。

遮音性が高い
 コンクリートの厚みが音を遮るため、隣の部屋や外からの音が気になりにくく、静かな生活環境を得ることができます。

RC造のデメリット

建築コストが高い
 RC造は鉄筋やコンクリートを使用するため、材料費や工事費が高くなる傾向があります。また、施工には時間がかかるため、トータルのコストが増える可能性があります。

工期が長い
RC造では、コンクリートを固めるための養生期間が必要です。一般的に、コンクリートが十分に硬化するまで約1〜2週間かかり、この養生期間を各工程ごとに確保するため、建設全体に時間がかかります。たとえば、鉄骨造や木造の場合、工期は比較的短く、鉄骨造であれば3〜4か月、木造では約4〜6か月程度で完成しますが、RC造では6〜10か月かかることが一般的です。特に冬場はコンクリートが固まりにくいため、さらに時間が延びることがあり、スケジュールに余裕を持つ必要があります。

鉄骨造とは?

鉄骨造
鉄骨造は、鉄骨(鋼材)を主な構造材とする建築方式で、主に中高層の建物に使われています。軽量で強度が高く、工期が短いのが特徴です。また、柱や梁を比較的細く設計できるため、開放的で大きな空間を作りやすいという利点があります。

鉄骨造のメリット

工期が短い
 鉄骨造は部材を工場であらかじめ加工して現場に運び、組み立てるだけで済むため、工期が短くて済みます。また、季節に関係なく建設が進められるため、天候に左右されにくいのも利点です。

デザインの自由度が高い
 鉄骨はコンクリートに比べて軽量で強度が高いため、広い開口部や大空間を持つ設計が可能です。リビングやオフィスを広く開放的にしたい場合には、鉄骨造が適しています。

耐震性が高い
 鉄骨造は軽量で柔軟性があるため、地震の揺れを吸収しやすく、建物が崩れにくいというメリットがあります。

鉄骨造のデメリット

耐火性が低い
 鉄は高温になると強度が急激に落ちるため、耐火性においてはRC造に劣ります。火災対策として耐火被覆を施す必要があるため、コストが増える場合があります。

錆びやすい
 鉄骨は水に弱く、錆びやすいため、防錆処理が必要です。特に湿気の多い地域や海沿いでは、錆の発生を防ぐための対策が欠かせません。

RC造と鉄骨造の比較

それぞれの構造には異なる特性があるため、どちらが適しているかは土地の条件や建物の目的によります。例えば、地震が多い地域や高層建築を建てる場合には、RC造が適しています。一方で、工期やコストを重視し、大空間の設計を求める場合には、鉄骨造が有効な選択肢となります。

特徴 RC造 鉄骨造
耐震性 高い 高い
耐火性 非常に高い 低い(耐火被覆が必要)
工期 長い 短い
コスト 高い やや安い
メンテナンス 比較的少ない 防錆対策が必要
デザイン自由度 柱や壁が太くなるため制約がある 開放的なデザインが可能

[RC造と鉄骨造]どちらを選ぶべきか?

最終的な選択は、予算、設計の自由度、耐久性、工期などの要素を考慮して決めることが大切です。特に注文住宅では、あなたのライフスタイルや将来的なメンテナンス費用も視野に入れながら、最適な構造を選びましょう。

この記事のまとめ

RC造と鉄骨造、それぞれに異なるメリット・デメリットがあり、建物の使用目的や土地の状況に応じて最適な選択を行うことが重要です。建物の耐久性やコスト、設計の自由度を踏まえながら、自分に合った構造を選ぶことで、より理想的な家づくりを実現することができるでしょう。

こちらの記事もセットで読まれています!