【2023年版】家づくりの本や雑誌のおすすめ。家を建てる際に役立つランキング
これから注文住宅を建てるにあたって、家づくりの参考になる本や雑誌をお探しの方へ。
家づくりは、業者選び、住宅ローン計画、間取りの検討など、さまざまな流れで進んでいくので、その時々で悩みや不安が出てくるでしょう。
当記事では、家づくりのステップごとに役立つ、おすすめの本や雑誌を合計20冊ランキングにしました。
ご紹介する本や雑誌のなかから、あなたの悩みを解決してくれる1冊を見つけて、後悔しない家づくりを実現してください。
INDEX-目次-
家づくりにおすすめの本や雑誌:基本編
何から始めたら良いか分からない、家づくりの基礎知識を深めたいという方は、家づくりに関する基本的な内容を一通り把握できる本を選ぶと良いです。
ここでは、家づくり基本編のおすすめ5冊をご紹介します。
1.家を建てたくなったら
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一級建築士の丹羽修さんが、家を建てたいと思った人は何から始めれば良いのかを指南する本です。
家づくりの心構え、間取り、収納、建材、お金の話などを365ページにわたり丁寧に解説しています。
イラストや写真も多数使用されているので、とても分かりやすいです。
実際の建築例も掲載されているので、自分の希望する家の具体的なイメージをつかみやすいです。
一級建築士ならではの視点で執筆されたこの本を読むと、間取りや生活導線などに対する考えも大きく変わることでしょう。
2.はじめて家を建てました!
出典:amazon
漫画家のあべかよこさんが、家づくりのノウハウを紹介しているマンガです。
ハウスメーカーに侮辱されたという経験から、著者が住宅コンサルタント小野信一さんのもとで一から勉強をして作り上げた本なので、読者目線に立った内容になっています。
著者の実体験が盛り込まれているので、初心者にありがちな知識不足や失敗談もよく分かります。
マンガのなかで、それらが面白おかしく描かれているので、クスっと笑いながら家づくりの理解を深められるでしょう。
文字ばかりの本は苦手という方でも読み疲れることなく、建築家・ハウスメーカー・工務店の違い、ローコスト住宅の罠、現場監督との付き合い方など、さまざまな知識を得られます。
3.後悔しない家づくりのすべて
出典:amazon
一級建築士YouTuberのげげさんが、「住まいづくりの新常識」を解説している本です。
元大手ハウスメーカー勤務という経験のある著者が、忖度なく家づくりの裏側を公開しています。
「家を建てたい」というスタート地点から、実際に住み始めるまでを時系列で分かりやすく解説しています。
さらに、これまでの設計経験や、YouTubeに寄せられる家づくりの悩みから「後悔しない家づくり」のポイントも紹介。
また、表紙にもある「それ全部いりません」という、パッと目を引くフレーズ。
トイレは2箇所、解放感ある吹き抜け、バルコニーなどには不要という、新しい視点も知識として得られるでしょう。
4.マイホーム建築の罠
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NPO法人ハウジングネットコンシェルジュの代表理事を務める佐々木孝さんが、家づくりに関するさまざまな「なぜ?」に対してズバッと回答している本です。
「なぜ思い通りの家が建てられないのか」「なぜこんなに金額が高くなるのか」など、多くの疑問が生まれることが多い家づくり。
そしてその疑問が増えるごとに、家づくりを後悔してしまう人も多いのです。
後悔しないマイホームを手に入れるためには、この本を読んで住宅メーカーの真相を知ることが大切です。
また、著者が13年間で2000件以上も相談を受けてきた経験から、よくある住宅建築トラブルについても分かりやすくまとめられています。
マイホーム建築の罠に引っかからないためにはどうすべきか、良い家を安く建てるにはどうすれば良いのかの結論が導き出せるはずです。
5.絶対幸せになる! 家づくりの基本125 2023年度版
出典:amazon
建築分野では日本最大規模を誇るエクスナレッジから出版されている本です。
業者選び、お金、建材など、家づくりの基本を抑えた入門書と言えます。
また、引き渡し後の手続きや保険、維持管理についてなど、家づくりだけでなく家を建てた後に大切なポイントもしっかり紹介されています。
さらに、テレワークや換気といった、コロナ禍で重視されているポイントにも触れているのが嬉しいです。
イラストや画像は少なめですが、とにかく家づくり全般の知識を得たいという方にはピッタリの1冊です。
家づくりにおすすめの本や雑誌:資金契約・住宅ローン編
家づくりにかかるお金について知りたいという方は、資金契約や住宅ローンについて特化した本を選ぶと良いです。
ここでは、資金契約や住宅ローンの借入で役立つおすすめ4冊をご紹介します。
1.住宅ローン&マイホームの税金がスラスラわかる本 2023年
出典:amazon
ファイナンシャルプランナーの西澤京子さんと税理士の菊地則夫さんが、住宅ローンの疑問に分かりやすく回答している本の2023年最新版です。
基本の知識から最新の情報までをQ&A形式で紹介しています。
「2023年は金利が上昇するかも…?」と不安な方には特におすすめ。将来を見据えたローン計画が見えてくるでしょう。
ポイントがしっかりまとめられているので、あまり文章が長いと読む気にならないという方にもおすすめです。
2.2021 住宅ローン借り方・返し方 得なのはどっち?
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宅地建物取引士かつファイナンシャルプランナーの平井美穂さんが、住宅ローン業務一筋20年の経験から有利なローンの組み方を解説している本です。
制度の大幅な変更や、各金融機関のローン金利の変化も反映した最新版となります。
予算の判断・金融機関選び・借入方法・返済プランなど、リスクを回避する方法が一目で分かります。
さまざまなケースごとに「得なのはどっちか?」をQ&A方式で分かりやすく解説されています。
返済難民にならないため、実践的に活用できる1冊です。
3.住宅ローンで損したくない人が読む本
出典:amazon
公認会計士でもあり人気ブロガーでもある千日太郎さんが、住宅ローンについての本音を書いた本です。
住宅ローンの仕組み、選び方、資金計画などの基本的な知識はもちろん、得する返し方や数百万円節約できる情報なども紹介しています。
さらに、「フラット35」の知られざる表と裏、「共働き夫婦」の返済落とし穴など、気になるポイントも盛りだくさん。
リアルな数字で説明しており、お金の計算が苦手な方も読みやすいでしょう。
銀行や不動産会社が教えてくれない本音の話を知りたい方はぜひ読んでみてください。
4.Q&Aで簡単! 家づくりのお金の話がぜんぶわかる本 2023
出典:amazon
工務店の代表を務める関尾英隆さんと、住宅関連の記事の執筆を得意とするライター田方みきさんが、家づくりのお金の最新情報をまとめている本です。
家づくりにかかるお金、収入合算やペアローンなどを含めた最適な住宅ローンの組み方などを徹底的に解説しています。
また、税制度や法制度などの最新事情も分かります。
さらに家を建てるときだけではなく、ランニングコストも踏まえた家づくりのコツを紹介しています。
家を建てたあとのお金についても気になるという方は多いでしょうから、長い将来を見据えて参考にしてみてください。
イラストや画像は少なめですが、Q&A形式でまとめられているので読みやすいでしょう。
家づくりにおすすめの本や雑誌:業者選び編
家づくりの業者選びで悩んでいるという方は、住宅メーカーや工務店について特化した本を選ぶと良いです。
ここでは、業者選びで役立つおすすめ3冊をご紹介します。
1.最高のハウスメーカー&工務店の選び方 2021
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一級建築士かつ家づくりコンサルタントの船渡亮さんが、最高の業者選びについて解説している電子書籍です。
2019年に出版された「最高のハウスメーカー&工務店の選び方 2020」の最新アップデート版となります。
ハウスメーカーと工務店の選び方といった基礎知識だけでなく、省エネ説明義務化や補助金などの最新トピックも盛り込まれています。
また、全国の住宅会社をなんと320社も紹介。
それぞれの会社の特徴や評判が分かりやすくまとめられています。
とてもリーズナブルな価格で販売されている電子書籍なので、気軽に購入できるのも魅力的です。
2.絶対に後悔しないハウスメーカー選び・工務店選び
出典:amazon
日本初のホームインスペクターである市村博さんとその後継者である市村崇さんが、業者選びについての本音を紹介している本です。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所などの違い、住宅展示場やマッチングカウンターの仕組みなどが分かります。
さらに、営業マンとの値引き交渉から契約、現場でのポイントまでもが解説されています。 48ページ袋とじで、大手ハウスメーカーと東京近郊の工務店22社を取り上げているのも特徴。
実際のホームインスペクションから得た情報をもとに、各業者を実名で評価しているので参考になります。
そのため、大手ハウスメーカーに興味がある方、東京近郊で家づくりをしたい方に特におすすめの1冊です。
3.改訂版 「家づくり」は住宅会社選びで9割決まる
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注文住宅専門の工務店である株式会社タマック代表取締役の貞松信人さんが、注意すべき住宅会社について解説している本です。
某大手ハウスメーカーの指定工務店だった経験がある著者が、住宅業界のありのままの姿を伝えています。
住宅会社選びで注意したい10のポイントや、家づくりでこだわるポイントなどを詳しく紹介。
この本を読んでいれば、住宅会社の巧みな誘導や一時の感情に踊らされることなく、納得いく家づくりを進められるでしょう。
家づくりにおすすめの本や雑誌:間取り編
間取りをどうしたら良いか悩んでいるという方は、注文住宅の間取りについて特化した本を選びましょう。
ここでは、間取りを決めるにあたって役立つおすすめ4冊をご紹介します。
1.間取りの方程式
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一級建築士であり法政大学構法スタジオ兼任講師の飯塚豊さんが、プロによる25の視点で心地よい空間づくりの技術を伝えている本です。
イラストや図解が豊富でとても読みやすいので、読んでいてワクワクするような気持ちになるでしょう。
内容としては、「四角形から始めよう」「礼儀作法を身につけよう」など4つの章があり、間取りの基礎知識が網羅されています。
実際の建築実例も紹介されているので、入居後のイメージも湧きやすいでしょう。
また、南側に道路がある敷地、東側に道路がある敷地など、ケースごとに間取りの模範解答が紹介されています。
すでに土地を購入した方も、これから購入する方も参考になる1冊です。
2.間取りのお手本
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愛媛県に本社を置くコラボハウス一級建築士事務所が、全国4000件以上から選んだ人気の間取りを大解剖している本です。
家事ラク、片付く、子育て、おしゃれ、くつろぎ、省エネという6つのインデックスがあるので、「自分は何を優先して、どう暮らしたいのか」によって、お手本になる見出しが一目で分かります。
会長自らが現場監督を務めている会社だからこそ、家づくりをする方のニーズを汲み取った本になっているのでしょう。
とにかく色々な家の間取りを見たいという方にピッタリの1冊です。
3.図解版 暮らしやすい”間取り”づくりのすべてがわかる本
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主婦の友社が出版している、暮らしやすい間取りづくりを紹介している本です。
暮らしやすい間取りのポイントを、図やイラスト、表を交えながら、分かりやすくまとめています。
人気建築家の監修のもと、敷地はどう使い、窓はどう作るのかなどについても触れています。
また、間取りはどう作るのかという点では、基本性能とライフスタイルに分けて解説しているので参考にしやすいです。
100以上もの間取りの実例があるので、希望に近い間取りをきっと見つけ出せることでしょう。
家づくりにおすすめの本や雑誌:外構・エクステリア編
家づくりで後回しにしがちな外構やエクステリアですが、建物と並行して考えることが大切です。
あまり外構について考えていなかったという方も、ぜひ外構やエクステリアに特化した本を読んでみてください。
ここでは、外構やエクステリアを決めるにあたって役立つおすすめ3冊をご紹介します。
1.7つの新常識! 家づくりは、庭・外構から始めよう
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一級エクステリアプランナーの丸山マナブさんが、家づくりの7つの新常識を紹介している本です。
おそらく家づくりを始める方は先に建物のことを考えるのではないでしょうか。
しかし、この本ではタイトルにあるように、家づくりは庭・外構から始めるべき理由を解説しています。
住まいづくりの理想的なフローチャートも掲載されているので、家づくりの流れの具体的なイメージもできるでしょう。
住宅メーカーから家を買った方が、外構の改修工事を後から施すケースが全国で後を絶たないという現実に目を向けたうえで、これまでの常識を覆す内容が盛り込まれている1冊です。
また、外構予算についても触れているので、家づくりにかかる費用の目安を見直すきっかけにもなるでしょう。
2.やり方次第で外構は安くできる
出典:amazon
エクステリアプランナー・外構設計事業者である庭ファンが、外構を安くするコツを公開している電子書籍です。
著者は「外構の大学」というYouTubeチャンネルも運営していて、再生回数が100万回を超える人気ぶり。
外構工事で、知らない間に搾取されている、知らない間にどんどんと進んでいくという落とし穴にハマらないための秘訣が分かります。
相場が分からないという方でも、業者選びのコツ、商品選びのコツなど、外構を安く抑えられるテクニックをすぐに身につけることができます。
3.センスを磨く!住宅デザインの新ルール 外観・外構編
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建築分野では日本最大規模を誇るエクスナレッジから出版されている本です。
好評のムック本「住宅デザインのルール」シリーズの外観・外構編となります。
外構だけでなく外観についても詳しく紹介されているので、家全体の見た目を美しくできる知識を得られるでしょう。
とくに、植栽を生かした外構の実例も豊富なので、緑を取り入れたい方は必見です。
外構の実例写真が豊富なだけでなく、外壁材の選び方などの基礎知識も分かります。
また、外構プランの定番ルールも紹介されているので、まず外構をどのように考えたら良いか分からないという方にも親切な内容となっています。
家づくりにおすすめの本や雑誌:その他
家づくりで気にする方も多い風水や、設備に関する本も多数出版されています。家づくりで重要なのは、資金計画や間取りだけではありません。興味がある方はぜひ参考にしてください。
最高のエコ設備の選び方
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東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授である前真之さんが、エコな家を建てるのに大切なポイントを紹介している本です。
日ごろからエコハウスの研究をしているプロ目線のアドバイスは、非常に説得力があります。
エコハウスで欠かせない設備機器や電化製品の選び方などを紹介しつつ、実際の製品も多数掲載されているので、カタログとして読んでみるのも良いでしょう。
また、設置を迷う方も多い太陽光パネルについても言及されているので、きっと参考になるはずです。
間取りとインテリアのHAPPY風水 増補改訂版
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開運セラピスト紫月香帆さんが監修した、風水で運を高める家づくりをする方法を紹介している本です。
運気が上がる間取り21選や、よい土地と悪い土地の見分け方など盛りだくさんの内容。
また、運気が上がるインテリアや時間活用術、盛り塩の基本なども解説しているので、土地や間取りはもう変えられないという方にもぜひ読んでほしい1冊です。
風水を普段の生活に取り入れやすいように紹介しているので、これまで風水について意識したことがないという方も興味がわくはずです。
家づくりに関する情報はハウスメーカーや工務店などからも教えてもらえますが、ハウスメーカーや工務店は自社の利益確保を優先しているので、自社の不利益になる情報までは教えてくれない可能性が高いです。
そのため、後悔しない家づくりを進めるには、自分たちで情報収集することが大切です。
本や雑誌は忖度なしで、家づくりをする方に最適な提案をしてくれています。
ぜひ今回紹介した本や雑誌を参考に、満足いく家づくりをしてください。
本記事は、住まいの価値を深く理解し、家づくりの夢を現実にするための情報を提供することに活力を注いでいる「OSUSUME HOUSING 運営事務局」によって執筆されました。東海エリアを中心に、全国の住宅情報を厳選し提供しています。