【風水で読み解く水に関する土地】水路に接する土地や井戸や川のある土地
土地を購入前には土地の立地や広さだけではなく、さまざまなことをチェックする必要があります。チェックをしっかりしていなかった場合は、実際に住んでから後悔することもでてきます。
土地を選ぶときのポイントとして、水はけ・水路・井戸・川など土地の水に関することをチェックしておきましょう。風水的に見た土地を検討する際の注意点をご紹介します。
【風水で読み解く】土地の水に関する意味とは?
最良の土地を四神相応 ( しじんそうおう )の地といいます。北には高い山があり、西には大きな道が続き、南に広く開けた湿地帯や海、東に澄んだ川がある都市が理想の地であり、発展していくといわれています。
風水で水の流れているところに「水龍」と呼ばれる財運や金運をもたらしてくれる神様がいるとされています。澄んだキレイな水が流れていることで、金運が高まるといわれています。逆に汚い水が流れていると陰の気を発するので金運もダウンしてしまいます。緩やかに蛇行する水の流れがあるところが吉です。
風水では水はけの悪い土地はNG
水はけの悪さはさまざまなトラブルにつながり、建物本体にも悪影響を及ぼします。
晴れた日には分からないことも多く、梅雨など雨量が多くなる季節になると水はけが悪い土地はぬかるみやすくなり水が引いてくれません。
水はけの悪い土地の原因は?
水はけが悪い土地に住居を建てると湿度が高くなりカビや腐食などの住居が劣化してしまいます。水はけの悪い土地の原因についてチェックしていきましょう。
1.地名から推測することができる
土地の歴史は、地名から推測することができます。水辺の地形を表す地域には水に関連する漢字が使われていることが多くあります。「水」「田」「谷」「島」「池」「沢」などが地名に含まれていることが多くあります。
2.地質に問題がある
長期間駐車場であった土地は、土が硬く固まっており水はけが悪くなることがあります。
土は粘土質のものと砂質のものとに分けられますが、粘土質の土は保水力が高いため雨が降っても地面に浸透しにくくなります。
日当たりが悪い場所ではなかなか水が引かないこともあり、なかなか地面が乾かないことがあります。
3.田んぼや沼、池であった土地
風水では田んぼや沼であった土地を埋め立てた場合は、腐敗した気が溜まりやすいといわれ凶相になります。
軟弱地盤の可能性が高いので、住居を建てる際には地盤を確認しましょう。
緩い砂地盤の土地は、地震の際に地盤が液状化する可能性があります。
水路に接する土地の風水
敷地が水路に接している土地は、軟弱地盤の可能性があり災害時には床下や床上まで浸水しやすいことがあります。水路とは「法定河川(一級河川・二級河川など)を除く普通河川」のことです。キレイな水路があるところは金運も高まります。
川沿いの土地は日当たりや風通しが良く、景観も開けているために開放感があります。その反面、湿度が高くなり地盤が弱いというデメリットもあります。また夏場は蚊や虫が発生しやすくなります。
風水の視点で言うと、川沿いの土地は商売に適しているといわれ、キレイな水の流れがあるところは金運に恵まれます。
具体的には、水路は方位によって吉凶が異なりますので詳しく説明します。
北に水路がある
土地の北側に水路があるのは、凶相です。汚い水路の場合はより凶相が強まります。子孫が絶える、恋愛運が低下するといわれています。
東に水路がある
土地の東側に水路がある場合は、吉相です。東側にキレイな水路がある場合は、家が発展、繁栄するといわれています。流れが悪い場合や、汚い場合は陰の気を発するのでよくありません。
南に水路がある
土地の南側に水路がある場合は、凶相です。南側は人気運、美容運、勝負運、勉強運と関係しているので、それらが低下していく可能性があります。
西に水路がある
土地の西側に水路がある場合は、吉相です。西側にキレイな水路があるのは、金運や商売運に効果的です。
カーブしている川の内側の土地の風水
カーブしている川の内側にある土地は、穏やかな気が流れてくることから吉相になります。澄んだキレイな川の場合は、良い気があつまり財運や金運に恵まれます。濁った川や汚い川の場合は陰の気が溜まれやすくなるために凶相になります。
川に囲まれた土地の風水
川で囲まれた土地は、台風などの大雨の影響で河川氾濫する可能性もあるため、ハザードマップ(被害予測地図)などで地盤の性質を確認しておきましょう。ハザードマップは、各市町村のホームページから確認できます。過去に災害にあった場所かどうか確認しておきましょう。
川底よりも土地の方が高ければ河川氾濫することも少ないですが、土地の方が低い場所では河川氾濫した際には被害にあう可能性も高まります。川沿いの場合は、地盤が弱い可能性があります。
また川に囲まれた土地は湿気やカビが発生しやすくなります。湿度が高いと住居の劣化が早くなり、修繕費用が高くなる可能性もあります。
敷地内に井戸のある土地の風水
土地に井戸がある場合があります。風水で井戸は金運と関係しています。井戸には「水神様(ミクマリノカミ・ミヅハノメノカミ)」が宿っているといわれています。井戸を埋めた上に家を建てることは凶相になります。井戸は土地の中心から見てどの方位にあるかで吉凶が異なります。土地の中心より東や北西そして東南ならば吉相になり、それ以外の方位にある場合は凶相です。
井戸を埋める際に行う神事は埋井祭(まいせいさい)と呼びます。井戸を埋める際には、今までの水の恵みに感謝し、祟りや災いなどが無いようにきちんとお祓いを行いましょう。井戸に蓄積したプランクトンなどの死骸などが原因でガスが発生する可能性があります。井戸を埋める際には、適切な作業が必要になります。井戸の解体は一般的には10万円前後の費用がかかります。
井戸を埋めずに使用する場合は定期的な水質検査などを行うようにしましょう。
【まとめ】運気に関係する土地と水の関係
土地を選ぶ際には、土地と水に関係することもチェックしておきましょう。風水では水は金運と関係します。キレイな川が土地の東にあることで、繁栄していく良い土地になります。ただ水害のリスクがある土地もあるので、調べてから購入を検討しましょう。
本記事は、住まいの価値を深く理解し、家づくりの夢を現実にするための情報を提供することに活力を注いでいる「OSUSUME HOUSING 運営事務局」によって執筆されました。東海エリアを中心に、全国の住宅情報を厳選し提供しています。